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6.132018
大阪城公園の落書きを消去いたしました。
大阪城公園の落書き 民間団体が無償消去「生まれも育ちも大阪やから」
THE PAGE:2018.06.03 12:30
大阪城公園(大阪市中央区)の「遊具広場」内で複数の落書きが発見されたのは5月中旬のことだった。それが約1週間後に消去されていた。なんと、この消去作業を行ったのはニュースでこの現状を知り「大阪で生まれ育ったし、いてもたってもいられなかった」と無償で名乗り出た大阪府内の民間団体だった。
大阪城公園(大阪市中央区)の「遊具広場」内で複数の落書きが発見されたのは5月中旬のことだった。それが約1週間後に消去されていた。なんと、この消去作業を行ったのはニュースでこの現状を知り「大阪で生まれ育ったし、いてもたってもいられなかった」と無償で名乗り出た大阪府内の民間団体だった。
消去した男性「無償でやりますよと申し出た」
落書きは遊具の石積みに人の名前や絵などが書かれていたもので、5月21日に発見された。落書きは5か所に及び、黒や赤などのスプレーで描かれていた。
同29日の朝に落書きはすべて洗浄され消去されたが、作業を行ったのは、床の滑り止め工事などを行う「一般社団法人防滑適正推進協会」(大阪市淀川区)の職員だった。同協会の小杉佳央代表理事は、ことの経緯をこう話した。
「落書きはニュースで知りました。私は生まれも育ちも大阪ですし、いてもたってもいられなくて、公園事務所に電話をしました。簡単に消せますし『無償でやりますよ』と申し出たんです」
これまでも、高速道路の橋脚の落書きや一般家庭の壁などの落書きの洗い落としを手掛けており、有料の場合と無料の場合があるという。
広場利用者「消していただいてよかった」
遊具広場の洗浄作業は早朝から開始。特殊な洗浄機を使って高圧をかけ、約120度にものぼる熱湯を一気に噴射して消していった。そして、約1時間ほどの作業で、落書きはきれいになくなった。
元に戻った遊具広場のベンチに座っていた中年男性は「この近所に小さい頃からやから、もう60年くらい住んでる。テレビの報道で知ったけど、これまで落書きはなかったと思う。今でも週に1回か2回は散歩にきてるし、消していただいてよかった」と笑顔で話してくれた。
一方、子供連れの若い主婦は「落書きですか? 知らないです。近くじゃないので」と言い、数日経てばもう知らない人もいた。
「今まで、あのような大きな落書きはなかったと思います」と話すのは大阪城公園事務所の職員。「警察には書類の準備をして4日にも被害届を出す予定です」と大阪府警に被害届を出す準備をしていると話していた。(文責/フリーライター・北代靖典)
◆THE PAGE
https://thepage.jp/osaka/detail/20180603-00000004-wordleaf